砂場の総元締めで、江戸時代には糀町にあったそうです。ここから幾つかの砂場が暖簾分けしていったとのことです。総本家は大正元年にここ三ノ輪に移転してきたそうで、建物はその時のもの。
その時代のお蕎麦屋さんは南と東の二方向に入口があり、道を挟んだ向かい側はお風呂屋さん。今も向かいはお風呂屋さんだそうです。三ノ輪橋の都電の終点に近く、商店街の中にあります。昔の下町の風情で、懐かしい雰囲気がいっぱいです。
建物外観が素晴らしく、そして中に入ると思わず「お〜!」と声が出ました。その雰囲気を写真で味わってください。
蕎麦仲間とお酒と肴を楽しみ、もりで〆ました。
そばがきが絶品で、大人気とのことです。蕎麦は細く、こしがあり、ツルツルの食感です。量はしっかりあります。お汁は甘からず辛からず、濃い味わい深いものでした。薬味はねぎとわさび。
東京の3大老舗の一つですが、気楽な雰囲気です。メニューなどに英語が書かれていましたので外人も来るのでしょう。
江戸情緒に浸りながらお酒とお蕎麦を楽しめるお店です。
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