昭和6年創業の老舗です。建物は建て替えたそうですが、しかし、店内に入ると天井には真っ黒な太い梁、全体の色調は黒っぽい落ち着いた色、大きな3つのテーブル、昔懐かしい電球、ゆったり出来る雰囲気です。女将さんでしょうか、下駄を履いておられ、その音も気分をほぐしてくれます。 お酒と肴をいただきましたが、煮奴、浜納豆(味噌のような味です)、など面白いつまみもありました。 最後にそばにしたのですが、せいろは2段重ねになっています。追加を1枚お願いして、ちょうどいい量でした。太さは普通、少し平べったく、こしがあります。お汁は甘辛く、濃く、味わい深いです。薬味はねぎとわさび。最初の2段と追加の1枚が微妙に味が違ったので、聞きましたら、冷水の通し方で違ってくるのだそうです。たいへん美味しいそばでした。 ゆっくり飲んで、蕎麦を楽しめます。
もり(重ね) 600円、追加 300円、天もり 1,560円、 そばがき 920円、そば味噌 100円、浜納豆 260円、 煮奴 380円、玉子焼き 600円、澤乃井 550円