銀座通りから一つJRよりの道に面しており、華やではなく、飾り気のない、落ち着いた感じのお店です。店内はシンプルで、入った印象は「そば打ちに専念」という感じです。 そばは、もり(外二)、生粉打ち、荒挽き、御前更科、変わりの五種類です。 もりと荒挽きと変わりをいただきました。「もり」は極細に近い細さで星は見えず、しなやかです。「荒挽き」は平たく、きしめんのような形です。もちもち感があり、星が見えます。色は濃く少し茶色が入っているように感じます。「変わり」は今日は「くこ」で人参のような色で細く、なめらかで、食べると爽やかな感じです。空腹でしたが三つで満腹でした。お汁は非常に濃く、トロッとしており、甘辛いです。文字通りちょっと漬けるだけで、お汁の味が残ります。これだけの濃さは始めての経験です。薬味は丁寧にきざんだねぎとわさびと大根下ろし。そば湯とお汁の相性もいいです。素晴らしいそばでした。 夜、「美味しい肴でお酒を一杯引っかけて、そばを食べてさっと引き上げる」そんな粋な蕎麦やさんのように感じました。
もり 800円、生粉打ち 1,000円、荒挽き 1,000円、 御前更科 900円、季節の変わり 1,000円、 追加半せいろ(蕎麦のみ) もり 350円、他 400円、 車海老天もり 1,450円、鴨汁 1,800円 そば味噌 400円、抜きとろろ 700円、焼きのり 650円、 醍醐豆腐 800円、鴨くわ焼き 1,800円、日本酒 700円〜