赤坂のビルの一画にあり、入り口は目立たず、注意しないと気がつきません。しかし、暖簾をくぐると料亭の雰囲気で、引き戸から階段を上がると、落ち着いて、高級感たっぷりで、それに隠れ家のような、いい感じです。カウンター席、個室のテーブル席、そして座敷があります。女将も店の方も洗練されています。
蕎麦は信州和田村の粉だそうですが、今は北海道産もブレンドした二八とのことです。天せいろをいただきました。そばは極細で、つやがあってなめらかです。つぶつぶが見えますが、ほとんどざらつき感はなく、喉を通るときに少しあるかなと感じます。量は二枚でちょうどいいです。お汁は、暖かく、セリでしょうか香り高い青物が入って出てきます。だしが利いたお汁で、あまり濃くはありません。2/3ぐらい浸るのがいいようです。薬味はねぎのみ。天ぷらせいろで初めからお汁の中に天ぷらが入っているのは初めてです。大変雰囲気が良く、美味しい蕎麦でした。
肴も上品な味でよかったです。なお、夜もコースはなく、アラカルトだそうです。夜はもっと美味しそうです。
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