昔の山の手の商店街が残っているような街の中にあります。手入れの行き届いた、洗練されたお店です。店内はテーブル席とカウンターですっきりしてきれいです。入ってすぐにそば打ち室があり、そこに浅草蕎上人の方の大きな写真が掲げられています。
そばはせいろ、田舎、変わりの３種のようですが、変わりは土日のみとのことです。ランチメニューの天せいろと田舎をいただきました。せいろは普通の太さで、つやがあり、つぶつぶが多少見えます。なめらかでこしがあり、のどごしがいいです。田舎はかなり太く、いろも濃く、やはりつぶつぶが見えます。噛むともちもち感があり、多少ざらつき感があります。量は２つでちょうどいいです。いずれも素晴らしいそばです。お汁は少し辛めで、濃く、味わい深いです。そば湯で薄めで飲むといい味です。薬味はねぎとわさびと大根下ろし。天ぷらは海老と魚と野菜で、これもいい味です。いい雰囲気でたいへん美味しいそばでした。
かなり有名なお店のようで、女性客が多いようでした。また、酒、肴も多く夜もゆっくりできそうです。昼、ビールを楽しんでおられるお客さまもおられました。

せいろう　７５０円、粗挽き田舎　８５０円、変わり（土日のみ）９００円、
２色せいろう　９００円、３色せいろう（土日のみ）１，２００円、
コース　２，５００円〜、そば焼きみそ　４００円、そばがき　８００円、
男山　７００円、大信州　６５０円、
平日ランチメニュー　せいろう２枚　１，２００円、
かもせいろう　１，２００円、天せいろう　１，２００円、楽膳　１，９００円