相模原の光が丘の住宅地の中にあります。周りは普通の住宅地ですが、このお店には沢山の樹木があり、正面から入るときから、林に入って行くような感じになります。店内は民芸調で、三味線のＢＧＭ、立派な木のテーブル、席はテーブルとこあがりで２９人のおおきさのお店です。窓からは緑が見え、静かに落ち着いた雰囲気です。
お蕎麦は二八のせいろ、十割の生粉打ち、季節の変わりそばがあり、今日の変わりそばは“木の芽”と“しそ”でした。野菜天せいろ三色大（木の芽を選びました）をいただきました。せいろは中心部を使った二八だそうで、極細で、少し色白、こしがあってしなやかです。適度な冷えで喉ごしがいいです。木の芽の変わり蕎麦も極細で、青緑の透き通るような麺に緑のつぶつぶが見えます。口に含むと山椒の香りがひろがり、爽やかです。つるつるで喉ごしがいいです。十割は細く、濃い色で星は見えません。すこしざらつき感があります。３つともに快適な冷えで、それぞれ特徴があり、いずれも素晴らしいそばでした。お汁はだしがきいて甘辛く、濃く、味わい深いものでした。薬味はわさびとあさつき。野菜の天ぷらは塩でいただきましたが、これもさくさくして柔らかい食感でたいへん美味しかったです。
酒、肴の種類も多く、夜はゆっくりできそうです。千葉のお酒があるのも嬉しいです。
自宅に帰ってから、お酒を飲みながらこのお店手づくりの蕎麦味噌をいただいたのですが、甘い味噌に蕎麦の実が入っていて肴にもってこいでした。近ければ何度でも行きたいお店です。