山都からさらに山の奥に入った宮古地区にあります。道路は舗装してありますが、道幅は狭く、急坂の連続です。この集落には20件くらいのそば屋さんがあり、皆古い民家がお店になっています。殆どが予約が必要のようです。道の途中に湧水の「霊水」があります。
「なかじま」は水そばの元祖で、会津の桐屋さんの実家とのことです。建物は写真のように大きな立派な古い作りで、中に入るとご主人が蕎麦を打っておられました。昔に戻ったようなゆったりした気分になります。
コースをいただきました。こづゆ(会津の郷土料理)、コンニャクの刺身、天ぷら、山菜、そしておそば。おそばは十割、鉢で出てきます。かなり冷えています。細めで、つやがあり、しなやかです。星があります。水とお汁と両方で出てくるので、好みで選びます。一杯目を水、2杯目からお汁とする方もおられるようです。お汁はかなり甘めで濃く、味わい深いです。薬味はねぎとわさび。コースは、おそばはおかわり自由のようです。私は2杯で十分でした。お鉢ですから水切りがないのですが、何故か水っぽさがありません。
別格のすばらしいそばでした。
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