そばさけ管理人の不思議に思うこと・やったこと

第三回
 フェーン現象
 
 数年前のことです。テレビの天気予報を見ていたら、
 「今日は日本海側でフェーン現象が起こり、気温が高くなるでしょう。
  フェーン現象とは風が山を越えて吹き下ろすと気温が上がることを言います。」との予報でした。
 それを聞いて、”おや”と思いました。”風が山を越えて吹き下ろしても、平地に降りれば同じ温度に戻るはず。
 しかし、実際に温度は上がる。何故だ?”と不思議に思いました。
 空気の温度が上がるには、熱エネルギーが供給されなければならない。山にはそんなエネルギー源は無い。
 分からなくて、何日も考えました。
 数日後、思い当たりました。”水蒸気だ”
 ・空気には水蒸気が含まれている。
 ・これが山を登ってゆくときに、気圧が下がるので水に戻る。つまり霧や雨になる。
 ・この時に水蒸気が持っていた気化熱を放出し、空気の温度を上げる。
 ・だから温度が上がって、水蒸気が少なくなった空気が吹き降りてくる。
 ・つまりフェーン現象の説明が不十分で、完全な説明は
  「風が山を越えると、温度が上がり湿度が下がった空気となって吹き降りてくる」
 これで理解できる。めでたしめでたしです。
 理屈っぽいですね。


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