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豊橋の「ちくわ」、私にはいくつかの思い出があります。
その1。まだ小学生の頃、当時は東海道線は清水から先は電化されていませんでした。豊橋を通るときは蒸気機関車でしたが、父が窓を開けて売り子から「ちくわ」を買ってくれました。帰宅後食べたのですが、その美味しいこと。「ほっぺたが落ちる」とはこのことと思ったものです。親戚が上京するときのお土産は「豊橋のちくわ」が定番でした。
その2。働いていた頃、名古屋への出張が多かったのです。帰路では、名古屋駅新幹線側の地下商店街にあるヤマサの直営店に寄り、自宅用に普通のちくわを買い、さらに列車内で楽しむミニちくわを買いました。
ミニチクワにはワサビと醤油がセットになっています。隣のお店でビールを買い、新幹線に乗ります。新幹線では、靴を脱いでリラックスする「おじさんスタイル」で、ちくわとビールを楽しみました。飲み終わる頃には東京です。
そんな想い出の多い「ちくわ」ですが、本店には行ったことがありませんでした。今回、伊良湖岬の帰りに、本店に寄りました。
立派な造りのお店で、沢山のちくわを買い、自宅で楽しみました。
豊橋のちくわは美味しい。ちくわとビール、ちくわとお酒、楽しいですね。 |